水温情報サービス ―Sea Surface Temperature―

弊社の水温情報は、全世界の様々な付加価値情報を網羅した総合的な水産情報として幅広くご利用いただいております。お客様のご利用形態に応じて、各種の水産情報をご用意しております。

水温図のご利用方法

水温図のご利用方法には、インターネットまたはメール・FAX送信があります。
インターネットサービスは、御社専用のページにログインし、水温情報を随時インターネット上でご覧いただけるシステムです。 月単位のご契約となり、水温情報は毎日更新されます。
また、全種類の水温図(中層水温は別契約)をフルカラーでご覧いただくことができ、さらに対象漁場の気象情報もご覧いただくことができます。
メール・FAXはご希望の送信日を指定していただき、それぞれの通信方法で水温図を送信いたします。
対象海域は全世界で、水温図の範囲は緯度経度で指定できます。

詳細水温図

普通水温図は約40km四方の平均的な水温を表しています。
普通水温図の利点は解像度は粗いが、雲の除去が可能なためノイズが少なく、低緯度で利用価値が高くなります。また平年や昨年との比較をすることができます。
欠点としまして細かい水温の分布を見るには不向きとなります。
詳細水温図

普通水温図

普通水温図は約40km四方の平均的な水温を表しています。
普通水温図の利点は解像度は粗いが、雲の除去が可能なためノイズが少なく、低緯度で利用価値が高くなります。また平年や昨年との比較をすることができます。
欠点としまして細かい水温の分布を見るには不向きとなります。
普通水温図

水温分布から計算した海流

北半球では周囲より高い水温は右回り、低い水温は左回りの海流に対応しています。そこで、水温分布から海流の方向を、等温線の混み具合から流速を推定する事が出来ます。ただし、御利用にあたっては下記に注意してください。
  • 地球の自転を踏まえて計算しているため、赤道の南北5度以内は計算できません。
  • 潮の流れはあくまでも計算結果で実際と異なる場合があります。
水温分布から計算した海流

海面高度から計算した海流

近年衛星から海面の高低を観測できるようになりました。海面高度の分布から、海流の方向が、高度差から流速を推定する事が出来ます。ただし、御利用にあたっては下記に注意してください。
  • 地球の自転を踏まえて計算しているため、赤道の南北5度以内は計算できません。
  • 観測精度がやや粗いので、細かい渦などは表現できません。
海面高度から計算した海流

普通水温による偏差

普通水温図は、詳細水温図に比べて観測精度はやや粗いものの、過去からのデータが蓄積されており、比較するのに適したデータ量となっています。
これを用いると、現在と平年との差、昨年との差など偏差図として加工することが出来ます。特にエルニーニョなどの特異な海洋の水温現象を見るために有用です。
普通水温による偏差

湧昇域推定図

漁場探査に有益な海底あるいは中層の潮が表層に上がってくる湧昇流の存在も推測が可能です。 ただし、湧昇流域そのものは、栄養塩類は豊富なものの低酸素水であるため、酸素を大量に必要とする大型魚にとっては必ずしも好適な環境ではありません。
そこで、湧昇域とその逆の沈降域の境目に着目し、ここに灰色の帯を付けたものを試験中としてみていただくことが出来ます。この灰色の帯部分は、水温分布には現れない海洋前線と推定され、漁場形成と関連があると考えられています。
湧昇域推定図

基礎生産力

クロロフィルA(植物プランクトン)などの浮遊物の量が、周辺海域と比べて○=「非常に多い」、×=「多い」ことを意味しています。
なお、この指標は、絶対量ではありませんので、他の海域と比較はできません。水温図に○や×がついている場所が漁場という意味ではなく、水温とあわせて漁場探索の参考としてください。
基礎生産力

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