ビューフォート風力階級表
風力階級とは、風速を目測するとき、その強弱を表す段階です。陸上用と海上用とがあり、海上用はビューフォート風力階級といいます。ビューフォート風力階級とは、イギリスの提督ビューフォートの考案した風力階級です。現在は陸上用もおおむねこれを用います。地物・海波などの動きで風速を0~12の13階級に分け、数が大きいほど風速が大きくなります。
風力 | 名称 | 海上の様子 | 相当風速 | |
---|---|---|---|---|
knot | m/s | |||
0 | Calm | 鏡のようになめらか。 | 0-1 | 0.0-0.2 |
1 | Light Air | うろこのようなさざ波がでる。 | 1-3 | 0.3-1.5 |
2 | Light Breeze | 小波の小さなものがはっきりしてくる。 | 4-6 | 1.6-3.3 |
3 | Gentle Breeze | 小波の大きいもの。 波頭が砕けはじめ、ところどころに白波。 | 7-10 | 3.4-5.4 |
4 | Moderate Breeze | 小波だが波長が長くなる。 白波がかなり多くなる。 | 11-16 | 5.5-7.9 |
5 | Fresh Breeze | はっきりした中位の波。波長は長くなり白波がたって、しぶきを生ずる事がある。 | 17-21 | 8.0-10.7 |
6 | Strong Breeze | 大きい波が出来始める。いたるところに白く泡だった波頭がひろがり、しぶきを生じる。 | 22-27 | 10.8-13.8 |
7 | Near Gale | 波は益々大きく、波頭が砕ける。白い泡が筋を引いて風下に吹き流れる。 | 28-33 | 13.9-17.1 |
8 | Gale | 大波のやや小さい部類。波長が長くなり波頭が砕け水煙となりはじめる。風下に流される泡筋は明確になる。 | 34-40 | 17.2-20.7 |
9 | Strong Gale | 大波。 泡は濃い筋を引いて風下に吹き流され、波頭はのめって崩れ落ち、逆巻きはじめる。 しぶきの為視程は悪化する。 | 41-47 | 20.8-24.4 |
10 | Storm | 非常に高い大波になり、波頭はのしかかるようになる。海面は真っ白になり波の崩れ方激しく、視界はしぶきの為悪い。 | 48-55 | 24.5-28.4 |
11 | Violent Storm | 山のような大波の連続で、中小の船舶は波に隠れて見えなくなることがでてくる。海面は長い白い泡の塊に覆われ、波頭の端は水煙となり、視界不良。 | 56-63 | 28.5-32.6 |
12 | Hurricane | 泡としぶきで海面白濁、視界は極端に悪化。 | 64以上 | 32.7以上 |